そのED、更年期ならラッキー?保険適応でED治療

ED 更年期

「EDの原因が男性更年期?」

男性更年期という言葉は聞いたことありますか?
テレビCMなどでも、女性のイメージが強い言葉ですよね。
実は、男性にも更年期があり、EDの原因とも大きく関わるんです。

女性ホルモンは閉経前後に一気に減少して更年期をよく引きおこしますが、男性ホルモンの減少は本来ゆるやかです。
なので症状がない方も多くいるわけですが、ある一定の時期に急激に減少し、それに伴い症状が急におこる方も多くいます。
その主な症状のひとつがED、というわけです。

男性更年期は、春先に自覚する人が多くいます。
春先の異動や仕事でのストレスが引き金となり一気に発症・自覚するケースが多いようです。

男性は「男子たる者こうあるべき!」と自分のあるべき姿を強く持ってしまっている分、身体の異常を根性で乗り切らねば!と思ってしまいます。

我慢に我慢した挙句に症状が強くなってから自覚に至る人が多いようです。

EDと男性更年期の症状

EDは男性更年期の主な症状といえますが、そのほかにも不眠、頭痛、のぼせ、めまい、情緒不安定、など様々な症状があります。

疲れが取れない、仕事がつらい、何事にも興味がおきないなど、ウツに似た症状が出る方も多くいます。

男性更年期の症状はあまりにさまざまで人によって違うので、男性更年期はない、という医者もいます。
それでも男性ホルモンの注射を打つと、たいていの人は症状が改善します。

私の経験でも、泌尿器外来に来て受付で怒鳴りちらす患者さんの8割は男性更年期で受診していましたし、注射を打って帰るころにはご機嫌です。男性ホルモンの注射は1~数か月周期で注射しますが、だんだん効き目が落ちてくるため、外来日には最悪の精神状態、というわけです。

ED治療薬が保険でもらえる!

EDかな?と思ったら、自分のそのほかの症状にも注意してみてください。
最近、寝苦しいことはないですか?
妙にイライラしたりしませんか?

EDと同時期に、上記のような症状が出ているようでしたら、男性更年期の可能性があります。

EDと同じように泌尿器科で相談できますので、EDで受診するときには、ほかの症状のことも遠慮せずに相談しましょう。

「男性更年期ではないでしょうか・・・?」と医者に聞いてみるのもありだと思います。

運が良ければ(?)保険診療で男性ホルモン治療と、バイアグラなど、お好きなED治療薬が保険でもらえるかも!?
まぁ、医師の考え方にもよりますし、外来の待ち時間など気にしなければですが・・・。

見逃さない、我慢しない、男性更年期とED

EDにしろ、男性更年期にしろ、もしかしたら?と思ったら、我慢に我慢を重ねず、ためらわずに受診もしくは誰かに相談するのがおススメです。

日々の仕事に追われて、おろそかにしがちな小さな症状も見逃さず、我慢せずに早めに対処することで、望まない大病になってしまうことを防げると思います。